2027年1月17日㈰13時~15時30分の日程で、体験ワークショップを行います。
このワークショップは、放課後るびの活動としていつもやっている年3回の公演作りの実際、つまり、「お話作りから上演まで」を1日で体験いただこうというものです。
この日の体験ワークショップでは、芝居を作ったことのない、特性を持った子どもたちが、即興劇(ごっこ遊びのように、自分で役を考えて、みんなで舞台となる場所を決め、話していることがそのまま台本になる)でお話を考え、練習をして、最後に、保護者様の前で10分程度のお芝居を上演いたします。
「お芝居がはじめての」「小1の子どももいる」「発達障害などの苦手のある」「はじめて会う」子どもが、舞台に大人が一人もいないのに、自分たちだけで上演をするので、毎回、保護者様には「本当にできると思わなかった」と驚いていただいています。
実は、集まった子どもたち本人だって、練習がはじまるまで、「うまくいかない」と思っています。
誰もが予想する通り、活動がはじまってすぐはいつも、子どもたちはスタッフとだけ話したり、一人で好きなことをしたりしていて、お互いに関わり合い、お芝居を作るなんて思えない状態です。集まったのはみな、緘黙だったり、自閉傾向があったり、不安感が強かったり、コミュニケーションが苦手だったり、集中が続かなかったりする子どもたちですから。
そんな子どもたちが、何故、お芝居作りができるかというと、「コミュニケーションの一部に苦手なことがある」だけで、実は「ほとんどできる」ことがよくあるからです。その、苦手な一部とは、「自分の意見を伝える」「相手の意見を聞く」「自分と相手の意見を調整する」ことで、それが起きる最初のうちだけスタッフが手伝えば、あとは子どもたちだけで大体出来ます。
例えば、「剣士」をしたい子どもと、「お姫様」をしたい子どもがいたとしたら、スタッフはそれぞれに「ここに何をしに来たの?」と聞きます。剣士「魔王を倒しに来た」、お姫様「光る石を探している」と言えば、2人が出会ったシーンでは「こんにちは、光る石を見なかった?」「いや、見なかったな。それより、ここは危ない。魔王が近くにいるんだ。ここから離れよう」「でも、光る石がないと」などと、話が進むかもしれません。この間だけ、スタッフは2人お話を聞き、進行を手伝います。
「じゃあ、やってみて」と、ここまで決まってしまえば促すだけでお芝居が出来ます。
話が止まれば、またスタッフは、何をしたいのかを子どもと一緒に考えます。「光る石ってなんなの? 魔王が拾ったことにする?」などとヒントを出したりします。
止まった時にだけ手伝って、ストーリーが出来てしまえば、「忘れたときや間違えたとき、お互いに助け合うこと」だけ頼んでおけば、スタッフは、あとは音響照明をやっておけば大丈夫。
ここまで丁寧にしなくても、「自分の役の事は自分で決めていいこと」「相手の言うことは受け入れること」に慣れることができれば、その後はスタッフがいらないものです。芝居作りの後半にスタッフの出番がないことは、別に珍しくありません。
そうして出来あがった芝居を自分たちだけで上演すると、普段、友達と遊ぶことに苦手意識がある子どもほど、嬉しくなって「演劇、もっとやりたい!」と言ってくれます。そして、自分の力で人と向き合うようになっていきます。
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