2021年8月公演
今回の公演は脚本・演出・舞台・衣装・音響・照明ほか、ほとんどの仕事を子どもたちで進めています。
3チームあり、進め方を任せていたところ、それぞれが自分たちのやり方を見つけてお芝居を作りはじめました。
3月から台本を探しておいて練習前に脚色まで進めていた用意周到なチーム、人狼ゲームを使ってストーリーを作り台本を書き上げたチーム、遊びの中で自然に出来上がったお話を舞台にのせることにしたチーム、各チームが試行錯誤の上、台本を完成させました。
5月から練習をはじめていますが、それぞれに停滞したり、困ったり、少しだけうまくいったりしながら本番を目指しています。芝居は一進一退ですが、それを進めている子どもたち自身は、実は急成長しています。
指示を出すこと、指示を受け入れること、相談すること、交渉することが出来るようになってきて、スタッフにいちいち聞きに来なくても自分たちで進めようとする時間が増えました。
あと一か月で本番です。
大人の目から見ていると間に合うのかハラハラしますが、口を出さないように頑張っています。
また、8月は体験ワークショップも行います。
1日2時間の体験で、役を考え、10分ほどの作品を作り、衣装を着け、照明・音響ありで発表するまでを経験いただけます。
演劇と言うなじみのない活動に見通しのないまま参加をはじめるのは、特性を持った子どもにとってしんどいことです。
このワークショップで、「演劇、割と楽しかった」「やってみたら難しくなかった」とわかってもらえれば、新規の利用を考えている子どものために良いと考え、開所当初から続けて、もう6回目になります。
これまでのワークショップの様子は
「活動記録」に掲載しておりますのでご覧ください。
9月からの一か月は、公演後に一息ついてもらうため、「ダンボールハウス」で遊びます。