活動記録– category –
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演劇はコミュニケーション療育の手段として優秀です。
るびの台本は、主に即興劇によって作られます。まず、子どもがじぶんのやりたい役を考え、みんなで舞台となる場所を決め、ごっこ遊びのように役になって話し合ったことが、そのまま台本になっていきます。 「先生」役をしたい子どもと、「生徒」役をしたい子どもがいて、舞台が「教室」となれば、 先生「テストを返します」 生徒「えー」 と、芝居がはじまるかもしれませんし、同じ役回りでも舞台が「宇宙」なら、 生徒「先生、一人で月に行くなんて、ひどいじゃないですか」 先生「どうしてこんなところに!」 と、はじまるかもしれませんね。 元気な男の子が参加していれば、芝居に戦闘シーンが入り、小さい女の子がたくさん参加していれば、お姫様やプリキュアが何人もいたりします... -
2024年3月・体験ワークショップが終わりました。
3月20日(水祝)に体験ワークショップを行いました。 この日の参加者は3名で、そのうち1名は、るびですでに演劇を経験している子どもに応援に来てもらいました。 いつものように、体験の子どもには事前に自分の役を考えてもらっていて、応援の子どもにはその芝居に必要になりそうな役をその場で考えてもらい、芝居を支えるサポートをお願いしました。 そして、芝居の舞台になる場所を考えているときに、応援の子どもが「肥溜め」と発案して、それをみんなが面白がったため、この芝居は肥溜めが出てくることになりました…。結局、宇宙人が肥溜めにためたモノを地球に雲から降らせようとしているのを阻止する話になりました。 発話のしにくい子どもが参加したのですが、雲まで飛... -
令和6年、1月体験ワークショップが終了しました
令和6年1月14日(日)に、第12回になる体験ワークショップを行いました。 今回は2名の体験希望の子どもと、3人のるびの子どもとで、2時間で即興劇を作りました。 新しく来た子どもはお芝居を作りながら、子どもたちの輪の中に徐々に「集まる」こと、お芝居や活動を通して「関わる」こと、お芝居の中で「相談する」ことが出来ました。 るびで経験を積んでいた子どもは、演劇づくりの中で、いつものチームで慣れた感覚からまわりの様子を見て今のチームに合わせて「行動を調整」したり、先輩らしく自分の出番まで「待って」あげたりと、ひとつ上の活動をしていました。 はじめて、新人と、経験のあるるびの子どもを混ぜてワークショップをしましたが、「はじめての人」... -
2023年・自己評価
2023年・自己評価 今年度は20名の保護者様より、放課後るびの取り組みについてご意見をいただきました。ありがとうございました。 おおむね満足いただいているようでしたが、下表のように改善すべき点も見られました。 各項目について検討を行い、対応を考えました。今後の対応については、表の右側「改善目標・内容」に記載があります。 環境・体制整備 No. チェック項目 現状評価(実施状況・工夫点等) 保護者の評価 保護者の評価を踏まえた改善目標・内容 1 利用定員に応じた指導訓練室等スペースの十分な確保 ・十分 ・用具置き場が狭く、ロッカーを入れて整理等の工夫はしているが、床置きのものも多い。 ・確保できていると思う ・少し狭いが、立体的に空間... -
2023年8月公演、9月体験ワークショップ
2023年8月公演、9月体験ワークショップが終了しました。 8月公演が終了しました。 本公演は144名のお客様にご覧いただきました。新聞を見ていらした方や、関係者からの紹介を受けていらした方、ホームページを見て東京から来て下さった方もいらっしゃいました。 大学研究者、メディア関係者も数名いらっしゃって、演劇療育について興味を持って下さったようです。 一番多かったのは、保護者様と、学校の先生でした。 学校の様子とは違う子どもの活動を見て、喜んだり、驚いたりしていただきました。 みなさま、この度はご来場いただき、ありがとうございました。 クーラーの故障などハプニングがある中でしたが、芝居の内容はどのチ... -
2021年8月公演
2021年8月公演 今回の公演は脚本・演出・舞台・衣装・音響・照明ほか、ほとんどの仕事を子どもたちで進めています。 3チームあり、進め方を任せていたところ、それぞれが自分たちのやり方を見つけてお芝居を作りはじめました。 3月から台本を探しておいて練習前に脚色まで進めていた用意周到なチーム、人狼ゲームを使ってストーリーを作り台本を書き上げたチーム、遊びの中で自然に出来上がったお話を舞台にのせることにしたチーム、各チームが試行錯誤の上、台本を完成させました。 5月から練習をはじめていますが、それぞれに停滞したり、困ったり、少しだけうまくいったりしながら本番を目指しています。芝居は一進一退ですが、それを進めている子どもたち自身は、実... -
2022年8月公演
2022年8月・ワークショップと本公演 8月2日、演劇体験ワークショップを行います。 1日2時間の体験で、10分ほどの作品を作り、衣装を着け、照明・音響ありで発表するまでを経験いただけます。 ワークショップの芝居作りでは「即興劇」の手法を使います。それぞれの参加者がやりたい役を考えて集まり、その役として他の人と話をすることが「演劇」になります。つまり、ごっこ遊びです。 剣で戦いたい男の子と、ケーキを作りたいお姫様が出会って、何かを話しはじめる。この2人だけのお話でも10分後、どんなお話に展開していくのかわかりませんが、るびのワークショップは毎回、5人ほどが参加します。さらに宇宙飛行士や忍者、ニート、小学生役などが出て来ますから、る... -
2022年・自己評価と回答
アンケート集計結果 ※5期にご利用のあった保護者様に対してアンケート調査のお願いをいたしました。下記の通り、27名の方からご回答をいただきました。 チェック項目はいどちらでもないいいえわからないご意見環境体制1子どもの活動等のスペースが十分に確保されているか2061●普段の活動ではだいじょうぶだと思いますが、公演の時はもう少し広いと見やすそうです●ちょっと狭い●子供が入っていく姿を見ると、落ち着くスペースなのだろうと感じる●本人にとって落ち着く場所があるようです●人数からして少しせまい気はします2職員の配置数や専門性は適切であるか261●特性、発達段階をよくわかってくださっているので、いつも的確な支援をしていただいています●適切であると思う3事業所... -
2022年1月・体験ワークショップ実施報告
女の子5人と男の子1人で作ったお芝居は、「町一つがはいる巨大冷蔵庫の中にある、山の向こうの遊園地」が舞台になりました。キャラクターも、舞台設定も、お話も、すべて自分たちで作り上げるのですが、毎回、そのまま公演に使わないのがもったいないほど良いアイデアが出てきます。 10分ほどの上演時間でしたが、ストーリーを完結させるところまで、即興でアイデアを出しながら作り上げました。 年長さん2人が舞台に出渋っていましたが、高校生、小学生のお姉さんたちが気づかってくれてうまくストーリーに乗せてくれました。 お話は、ヒーローにあこがれて遊園地にヒーローショーを見に来た少女が、悪い博士と街から出られない子どもに出会い、戦ったり協力したりしながら... -
2021年・自己評価集計と回答
アンケート集計結果 ※3期にご利用のあった保護者様に対してアンケート調査のお願いをいたしました。下記の通り、19名の方からご回答をいただきました。 チェック項目はいどちらでもないいいえわからないご意見環境体制1子どもの活動等のスペースが十分に確保されているか136・人数が増えると手狭でしょうか。2職員の配置数や専門性は適切であるか1513・専門性は抜群だと思っています。3事業所の設備等は、バリアフリー化や配慮が適切になされているか10513・マスクしたくないと言っていますが、なんとかならないでしょうか? ・階段が急なので少し心配です。適切な支援4子どもと保護者のニーズや課題が客観的に分析された上で、個別の支援計画が作成されているか19・親が...